【悩殺名刺1】ゴールを決めずに名刺を作るな!
名刺って、とっても面白い存在なんです。
ほとんどのビジネスマンが持っている販促物なのに、きちんと狙いを持って作り込んでいる方が少ないのです。ぼく自身が名刺交換で受け取った名刺の内、9割ほどは狙いの見えない名刺でした。ほとんどの人が名刺を活かそうとしていないということです。もったいない!!
名刺でたっぷりとアピールをしている方はわりと増えてきたようです。写真や似顔絵を掲載したり、仕事内容を写真などで説明したり、個人のプロフィールを掲載したりと。アピールはしていますが、決定的に大事なことが抜けている場合も多いのです。きちんと狙いを持っている名刺を作っている方は本の一握りです。
名刺づくりにおいて、決定的に大事なこと。
それは
●ゴール設定
です。ほとんどの名刺はゴールを定めずに作られています。ゴールを決めずに走りだしたって路頭に迷うだけですよね?張り切っても、路頭に迷う名刺が多いのが現状です。
では、名刺のゴール設定ってどういうことでしょう?
●名刺交換で起こること
です。これを具体的にイメージしているかどうか、そしてそうなるための「しかけ」を設計しているかどうか。残念ながらほとんどの名刺はできていません(だからチャンスなんですよー)。
名刺交換後の最終ゴールは、売上を上げること・注文を頂くこと・紹介を頂くことだったりすると思います。ですが、名刺交換の1回でそこまでたどり着くことは稀でしょう。ならば名刺交換ではどんなゴールを設定するといいか。
たとえば、こんなゴールです。
- ●狙った会話に持ち込むこと
- ●名刺内の狙った箇所を凝視してもらうこと
- ●狙った印象・記憶を残してもらうこと
- ●サンプル取り寄せなど行動してもらうこと
こういう具体的なゴールを決めて置くのです。その結果最終目的に近づけばうれしいでしょ?
もう少しだけ具体的にしておきます。名刺を作る前には、こんなこと(ゴール)を明確にしましょう。
- ●どんな会話をしたいか(どんな会話をすれば、次のステップに進みやすいか)
- ●どんな点や画像をじっくり見てもらいたいか(どんな印象を持てば、次のステップに進みやすいか)
- ●あなたやあなたの会社に対して、どんな印象や記憶を残しておきたいか?
- ●具体的に、すぐに行動してもらえることはないか?
このように具体的なゴールを設定すれば、名刺にはそれが起こるような「しかけ」を施していけます。名刺全体の構成ができるのです。ゴール設定せずに作りだしてもいいものはできませんからね。
名刺を作る前には、ゴール設定を。
ゴールを決めずに、名刺は作らないでくださいね!