第4回
今回は、新聞折込チラシによる販売促進に関しての4回目。実際に成功している新聞折込チラシのポイントは以下になります。
- 1.新聞折込チラシを入れる目的・目標が明確である
- 2.新聞折込チラシを入れる際の事前マーケティングができている
- 3.他社の新聞折込を研究し、自社のチラシの差別化がなされている
- 4.常に効果測定を実施し、折込エリア・掲載内容・特典を変化させている
- 5.「売り」を強めるチラシと、「認知」を促進するチラシに分類する
今回は上記3について考察を加えていきます。
3.他社の新聞折込を研究し、自社のチラシの差別化がなされている について
新聞折込チラシを入れる際に比較対象となるチラシは2種類あります。
一つ目は、同業他社の新聞折込チラシ
二つ目は、同じ日に折り込まれる異業種の新聞折り込みチラシ
他社の新聞折込チラシを研究する場合、この双方を研究対象にする必要性があります。
■同業他社の新聞折込チラシに関して
- ・デザインレイアウト・サイズはどのようになっているのか?(自社で入れようとしている新聞折込チラシと似ていないかどうか?)
- ・訴求しようとしているポイントがどうなのか?(同業他社の場合、訴求ポイントが同じになる可能性が高い)
- ・訴求ポイントの見せ方はどうなのか?
- ・何を持って集客しようとしているのか?(お客様に対する特典・イベント開催など)
同業他社の場合、同じような見せ方、同じような特典付与になってしまう可能性がありますので、自社の特徴を活かした広告展開が必要となります。ポイントはオリジナリティですので、やはりアイディア勝負になってくると思われます。
■同じ日に折り込まれる異業種の新聞折込チラシに関して
- ・折込チラシの色使いはどのようになっているのか?
- ・紙面構成がどのようになっているのか?
- ・予想されるチラシの対象客層はどうなのか?
- ・お客様特典・イベントは何なのか?
同業他社の新聞折込チラシをチェックしている企業は多いと思いますが、意外に同じ日に折り込まれる企業・店舗のチラシをチェックしている企業は少ないと思われます。実は、ここにも成功のためのノウハウが詰まっています。同日に折り込まれるチラシの中で自社の折込チラシがどのような位置づけになっているのかを考えることで、新聞折込の構成も変わってきますので、是非、チェックしてみてください。
ちなみに、余談ですが、たまには思い切った新聞折込チラシを入れてみても良いと思います。
例えば、表面に衝撃の一瞬を、あなたは絶対に見逃せないはず!!というコピーを大きく掲載し、裏面に売り出しやイベントの内容の一部分を掲載するなど。インパクトが出るのは間違いないと思います。