看板で変える 7秒集客ルール

店先の通行の量と質を調査する

野立て看板の掲出にとって重要なのは道路の通行分析である。通常は「通行の量」を調べることが重要だが、それだけでは足りない。「通行の質」も分析しなければ効果的に看板を出すことはできない。

国道129号線と相模原愛川線にて、表のような調査結果が出ている。 産業道路・行楽道路・生活道路の区分、時間帯の区分、他地域のナンバープレートの比率、ターゲットの量の調査である。

さて、マーケティングで重要なのは、実地調査である。とくに通常は「通行の量」だけが前面に出てきて、「通行の質」が見落とされがちである。通行の質とは、例えばお店のそばの道路が産業道路であるのか、行楽道路であるのか、生活道路であるのかという道路の質、時間帯によってどのような人たちが行き来するのかという時間と通行客の関係、その中でお店のターゲットとなる人たちはどれくらいいるのかという調査が必要である。

このようなデータはお店にとっても重要であるが、なによりもこの結果によって看板の作り方が違ってくるのである。

【業態をファミリー層向けの飲食店と想定した場合】
Aの国道129号線の通行量は、3万3612台とBの2倍あるが、いわゆる産業道路で貨物車などが多く、ターゲットとなる乗用車は47%となる。
さらに4車線のために、看板の視認性確率は2車線のBを100とした比較値では、63である。したがってBに掲出したほうが、より効果が上がることになる。