お客さまの目と足を支配する!1mの行動心理学

【店内販促】お客さまの目線を集めるしかけ 後編

こんにちは!しかける販促マンの眞喜屋実行(まきやさねゆき)です。


狙ったところに「お客さまの目線を集めるしかけ」の後編です。店内POPにこのしかけを加えるだけで、ぐんと効果が高まります。


お客さまの目線を集めるしかけは「5つのダシ」でした。


  • ・かおダシ
  • ・ふきダシ
  • ・はみダシ
  • ・とびダシ
  • ・しじダシ

この内「かおダシ」と「ふきダシ」については、前編に記載をしましたので、本記事では残りの3つについて詳しく解説いたします。


はみダシ

下の写真は「ふきダシ」の項目で紹介したものと同じです。ここにはすでに「はみダシ」のしかけが盛り込まれています。ポイントは、左上にある「すごーい!」というふきだしの取り付け方です。土台である黒板の枠から「はみダシ」て取り付けてあります。これです。とてもシンプルですが、このようにはみ出して取り付けることがポイントです。人ははみ出したものに目線を向けやすいのです。枠の中に納まったものよりも、ボコッとはみ出ている方が違和感があるので目が向きやすいのです。 「出る杭は打たれる」と言いますが、周りと比べて出っ張っているからこそ目立つのですね。目線を集めたいPOPであれば、はみダシは有効な手となります。

とびダシ

先ほどの「はみダシ」の立体版です。はみだしは、平面上で枠からはみ出るような取り付け方でした。とびダシは立体的にはみ出るしかけです。立体的に盛り上がっている部分は存在感が変わります。やはり目線が集まるものです。写真は黒板をしたから写したもので「ふきダシ」部分が立体的になっている様子です。

さらに、とびダシにも工夫のしどころがあります。「固定」するか「動き」を付けるかです。完全に固定をした取り付け方もいいですが、空調の風でなびいてビヨヨンと動くような取り付け方もまた注目が集まります。ぜひ工夫してみて下さい。


しじダシ

最後は「しじダシ」です。漢字にすると「指示出し」です。お客さまに「こちらを見てくださいね」と具体的に指示を出すしかけです。分かりやすいのは矢印です。


写真のように矢印があったら、矢印の先の目を向けてしまいませんか?
このように「こちらですよ」とお客さまが目線を向ける方向に指示をだしてあげましょう。それだけでお客さまはその方を見てくれます。矢印でなく指さしのイメージなどでも可能です。

ここまで「お客さまの目線を集める5つのダシ」として、しかけ方をご紹介してきました。これらはわずか5分ほどの準備でスタートできますし、しかも効果はその日から生まれます。ぜひチャレンジをしてみて下さい。


ただし、一つだけ注意点があります。
お客さまの目線を集めたいからと言って、5つのダシを使いすぎるのはやめてくださいね。お客さまの目は1組です。お客さまが一度に目を向けられるのは1ヶ所だけです。むやみやたらに目線を集めようとすると逆効果です。お客さまはどこを見ていいのかわからなくなります。「ここだ!」という所に使ってみて下さい!


成果が出ることを願っています。