DM・新聞折込 反響の科学

第2回

今回は、新聞折込チラシによる販売促進に関しての2回目ですので、新聞折込チラシの具体的な作成事例に関してお話していきます。前回の復習ですが、実際に成功している新聞折込チラシのポイントは以下になります。


  1. 1.新聞折込チラシを入れる目的・目標が明確である
  2. 2.新聞折込チラシを入れる際の事前マーケティングができている
  3. 3.他社の新聞折込を研究し、自社のチラシの差別化がなされている
  4. 4.常に効果測定を実施し、折込エリア・掲載内容・特典を変化させている
  5. 5.「売り」を強めるチラシと、「認知」を促進するチラシに分類する

今回は上記1について考察を加えていきます。


1.新聞折込チラシを入れる目的・目標が明確であるについて


新聞折込チラシを入れる際には、その目的の明確化が必要であり、その目的によって、折込チラシの内容・頻度が大きく変化してきます。
例えば、認知を図るための新聞折込チラシの場合は、店舗名や企業名、キャッチフレーズ、キャラクターなどを大きく掲載し、かつ継続的に新聞折込チラシをいれていく必要性があります。
また、1回の広告で大きく売上・集客を伸ばしたいのであれば、ターゲットとしている顧客が、響くような、割引施策・イベント開催を実施し、それを大きく謳う必要性があります。
よくあるパターンですが、今回の目玉商品を大きく掲載し、近隣他店の何処よりも安い価格で広告掲載することで、その商品による集客効果が高まり、結果として他の商品の売上も上がっていくことがありますよね。
これは、店舗陳列でも同じことが言えます。大体、目玉になる商品を店頭に置いて、集客効果を高めようとしますよね。

いずれにしても、目的をある程度少数に絞り、その目的達成に向けて新聞折込チラシを制作していったほうが、その効果が高まると思われます。

よくあることですが、一つの新聞折込チラシで多くの効果を目的とした場合、全体として、何を伝えたいのか分からないチラシになる傾向が強くなりますので、目的は少数に絞りましょう。そうすることで、効果測定も実施しやすいですし、何より顧客が分かりやすいチラシを作成することで、顧客に対してよい印象を与えることができるのです。